AIロボットが高齢者を癒す声掛けをする!?
そんな未来型の”性格統計学の声掛け機能を持ったロボット”が開発されています。
少子高齢化が進む日本
高齢者の心の悩み
年々、日本の高齢者の割合が増加傾向ですが、
それに伴い、高齢者の孤立化・孤独感も増え、心のケアが後回しになっています。
年を取り、体の自由がきかなくなって介護施設へ入所する人もあれば、
核家族が増えているため、老老介護や、高齢者の一人暮らしも珍しくありません。
そんな状況を他人事のように感じているかもしれませんが、
介護施設に足を運ぶと、誰かと会話をしたがっている高齢者って必ずいるんですよね!
介護施設の孤独感
私の母も、もう15年くらいあちこちの病院を入退院を繰り返しながら、
介護施設を転々としています。
その中、入所者との会話やコミュニケーションを大事にしながらリハビリにチカラを入れている施設にいるときは、
元気だったころの母と変わりないほど、口達者で、笑顔も多いのですが、
ベッドに寝かされているだけ!
という施設では、話し掛けても返事もせず、笑顔も無く、言葉を失うほどの姿になっていることもありました。
いつまでも、輝いて生きる!
を理想とするなら、会話やコミュニケーションの大切さを思い知らされた気がします。
幸運にも、現在入所している介護施設では、コミュニケーションを大事にしてくれる施設に移れたおかげで、笑顔や言葉が復活しています。
この施設では、入所者の心のケアを考えて、
毎日、家族が短い時間でも電話をしてあげれば、生気を取り戻すからね!
と、母に欠かさず電話をするような指示もされました。
介護施設に入所している高齢者は、家族との連絡が途切れると、見捨てられた感を抱く人も多いと聞きました。
介護施設に入所している高齢者が求めるコミュニケーション
性格統計学の開発者稲場真由美先生のお父様が介護施設に入所されているとき、
その心の寂しさを埋めようと、やたらと介護士を呼びつけたり、長話を始めて、仕事に戻らせてくれない高齢者がいることをスタッフから聞かれたそうです。
そんな社会事情から、性格統計学のプログラムをされた見守り会話AIロボットを思いついたんだそうです。
介護士の仕事を邪魔することなく、高齢者が見守り会話AIロボットと会話を楽しめるように工夫を凝らしていくそうです。
特に、高齢者の性格タイプごとに、性格統計学おすすめの元気や、やる気の出る言葉を話しかけてくれるように設定したり、
褒めて欲しい時は、心に響く嬉しい褒め言葉を、AIロボットがしゃべって勇気づけてくれるような開発も目指しています。
その他、高齢者の一人暮らし向けの機能として、「お薬は飲みましたか?」などの忘れやすい問いかけをしてくれたり、
スマホによる遠隔操作で、家族が入力したメッセージを、AIロボットがおしゃべりしてくれる機能もあるので、
使い方次第で、見守りにとどまらず、幅広く活躍ができそうですね。
特に、独居老人が会話を楽しんでいる時って、脳への刺激もあり、認知症の予防にもいいので、ぜひ、完成したら、誕生日の贈り物に、選ばれるようになってほしいです!
今年から、ようやく、世界初となる癒し系の見守り会話AIロボット「Mamo」(仮称)が完成へ向けて、開発が進し始めています。
現在の開発ペースでは、あと一年後に、完成の見通しと聞きました。
この見守り会話AIロボットが完成すれば、きっとスタッフの激務も和らぎ、入所者の笑顔も増えてくることでしょう。
ぜひ、全国の高齢者施設や、一人暮らしの高齢者などに使ってもらいたいと、開発者の稲場真由美先生が目を輝かせながら語っていらっしゃいました。
性格統計学セラピーロボットが、日本全国で活躍し始める日が、待ち遠しいです。
稲場真由美先生の「AIロボットの開発秘話」記事>>>