【伝え方コミュニケーションについてのおすすめ本】

教育熱心な親ほど、子どもの自己肯定感を下げないか要注意!ー性格統計学

小学校受験・中学受験の声掛け
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早期教育、幼児教育に反対する人もいますが、私はたくさんの子育て本を読んでみて賛成派です。

しかし、教育」に関しては、子どもの自己肯定感を下げるかもしれない!

という思いがけない落とし穴が潜んでいることを、

伝え方コミュニケーション検定中級を学んで気付きました。

何歳から始めるべき!ということが大きな問題なのではなく、

熱心に教育されるご家庭ほど、親子の接し方には、十分注意が必要!

というように考えるようになりました。

幼児教育で子どもの自己肯定感が下がらないように注意したいこと!

特に気を付けたい”教育”の場面とは?

特に気を付けたい”教育”の場面とは、

受験勉強

★進学塾のテストで順位が出されるような勉強

学校の成績を上げるための勉強

★習い事や部活のスポーツで、勝つことを意識した時の特訓

★少年野球など、レギュラーメンバーになる事を目的とした特訓

★ピアノやダンスなど、コンクールなどの目的を達成するための声掛け

などのように、

上を目指して頑張らせよう!

という時、目標まであとどのくらい足りないということを親が心配しているのに、

子どもの方にその自覚がなく、前向きにトライしようという姿勢が見えないと、

つい、叱り方の声掛けが、感情的になりやすくなりますよね。

まさに

「うちの子のやる気スイッチはどこ?」

と探し始めているときは、感情的なことばが出やすいのではないでしょうか。

そんな時の言葉がけこそ、

子どもの自己肯定感を下げる!

ということに繋がりやすくなってしまうのです。

伝え方コミュニケーション検定中級を学んでみると、

子どもの自己肯定感を高める子育て・言葉がけについて、大変勉強になることが多々あります!

日本の子ども達の自己肯定感の現状について

伝え方コミュニケーション検定中級は、親子の関りについてのテーマでの講義が多くなっています。

その中に、

「なぜ自己肯定感が大切なの?」

という動画教材があります。

自己肯定感とは、

自分は、大切な存在だ!
自分は、かけがえのない存在だ!

という子どもの心の状態をいうもので、

愛されて育っていれば、当然として「親に大切にされている!」と感じとってくれているものとばかり思っていました。

しかし、

「親に大切にされている!」「自己肯定感が高い!」

という現状に驚かされました!

政府の実態調査によると、

「愛されている・親に大事にされている」

と回答した子どもが、アンケート調査の8割以上いるにも関わらず、

自己肯定感の度合いを調べる質問では、

他の先進国と比較して日本だけ自己肯定感が低く、50%以下という結果が、調査のたびに出ていたのです。

愛情表現を示すだけでは、自己肯定感を高いまま維持するのは難しく、

自己肯定感を下げる言動こそ、日本の家庭では、注意すべき点が多々あるのではないかと思うようになりました。

【お子様の自己肯定感のチェック(小学校高学年・中学生本人が回答)】

自己肯定感の度合いを調べる質問には、以下のようなものがありました。

・自分に対して自信をもっている
・自分自身に満足している
・今の自分が好きだ
・自分には人と同じくらいの能力がある
・自分の思ったことをはっきりと言う
・困ったときでも前向きに取り組む
・自分にはよいところがある
・難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦する
・友達の前で自分の考えや意見を発表することは得意である
・自分は色々なことができる
・自分は、色々といい考えが思いつく
・自分の親から愛されている(大切にされている)と思う
・毎日を楽しいと感じる
・自分は頑張ることができる
引用元:「ほめ写プロジェクト」よりー政府が行なった調査項目の一部

本来の回答方式は、4段階(とても当てはまる、やや当てはまる、あまり当てはまらない、ほとんど当てはまらない)から、感じているレベルを選びます。

該当項目(とても当てはまる、やや当てはまる)が少ないほど、自己肯定感が低く判定されます。

幼児期、ありがちな覚えたかどうかのテスト!

幼児期に、お母さんが、子どもに「ひらがな」を教えること、よくあると思います。

一生懸命に教える家庭ほど、次のような心当たりがあるのではないでしょうか?

これは、私が実際に見掛けたある親子の様子です。

お母さんが、ひらがなの「ひ」を見せながら、

「これは、なんていう字?」

3歳くらいの女の子は、首をかしげます。

お母さんは、いつも家で何度も教えてあったのか、

「ほら!よく見てごらん。これよこれよ!」

と、指でさしながら急かしています。

女の子は、困ったように『た!』

と、思いつくままに言いました。

答えが間違っていたので、お母さんは仏頂面になり、大きなため息をついたあと、気を取り直し次の文字を見せてみます。

しかし、先程と同じく、正解を答えられなかったため、お母さんは、

「これとこれで、あなたの名前でしょう!ダメだ~!こりゃ~!」

と、怒鳴りつけて立ち上がり、ご主人のところへ行き、

「ねえ、あんなに教えたのに、いまだ、自分の名前すら分からないのよ!(以下省略)」

と、愚痴をこぼしていました。

幼児教育の教え方のコツ

私が使っていた「家庭保育園の教材」では、乳幼児に文字を教えるときの注意事項として、

お母さんは、笑顔で教えてあげる!

お母さんと楽しい雰囲気で出来るときだけ教えてあげる!

覚えたかどうか?知りたくても「テストのような確認」はやってはいけない!

間違えた時は、「間違えている!」と言ってはいけない!まだ、十分覚えていないのだと解釈し、

「これは、”ひ”と読むのよ!」

とだけ教えてあげるようにする!

子どもの機嫌が悪い時は、やらない!

お母さんの機嫌が悪い時は、やらない!

などの注意点を必ず守るように説明を受けました。

これらの注意点を破ると、

・「勉強嫌いになる

・「次に教えようとしたとき、前回間違えた時に怒られたので、やりたくなくなる

という風に説明を受けました。

このケース、比較して何が悪かったのか、分かりますよね!

私は、これらの点については、十分、アドバイス通り気を付けたつもりでした。(※この頃までは・・・。)

それなのに、どうも息子は、自己肯定感が低いのではないか?

と成長の様子をみながら思うようになりました。

この伝え方コミュニケーション検定中級の教材を見終えた後、じっくりと過去をさかのぼって思い出してみると、性格統計学の考えにぴったり当てはまる原因が、

あらあら、心当たりがいっぱいあるわ!

という反省点が山のように・・・。

体験談:小学校受験の頃の様子

幼児教育のコミュニティに参加していた時のこと、

みんなが、小学校受験をする!

というので、私も、息子を一緒に小学校受験の塾に、年長の秋から入れたのです。

小学校受験を真剣に考えている人なら、実は、年少から入って勉強するのが当たり前だったようです。

そのため、年少からいる子たちは、当然、仕上げの時期になっているので、

どの授業内容でも十分理解していますが、

幼児向けの周期算、つるかめ算、昆虫の完全変態・不完全変態、水中の虫の生息とその様子、虫の擬態化などなど、

息子にとってはじめて聞く内容ばかりの授業内容。

しかも、2週間に1度、本番同様の模擬テストがあり、その都度、順位まで出てきます。

入塾したばかりだから、知らないのは当然として、家庭での学習時間を設けて、少しでも、その内容を学習させて追いつかなければ!

という心境に駆り立てられました。

この時、唯一、知育積み木をやってきたおかげで、図形構成力と空間把握力の問題は、塾の先生も驚くほど身に付いていたのですが、

その点を褒めることもなく、せっせと、みんなに追いつけるように勉強させようと試みているうちに、

気が付いたら、私、先ほど紹介したひらがなを怖く教えるお母さんと同じ姿になっていたんですよね~!

幼稚園の頃は、教材会社を卒業しサポートがなくなっていたため注意点の意識が薄れ、

塾の先生は、テストを返すたびに保護者に、よく次のようなことを言っていました。

「幼児のテストの結果は、お母さんの結果ですよ。」

「お母さんが、どれだけお家で勉強に取り組むように頑張ったのか、その結果です。」

「テストの点が悪いことを、子どもに叱らないで、お母さんが反省して、頑張って下さい。」

そのような雰囲気のところにいると、

「私の努力が足りないんだ~! もっと、頑張らないと!」

とマインドコントロールされていったんですよね。

そのうえ、子ども自身に受験の意志は無かったため、勉強を頑張ろう!という姿勢が無いことを何度も叱るようになり始めてしまったのです。

しかも、性格統計学を学んでみると、もっと悪い条件も重なっていました。

私は、話しが長いピースタイプ。

息子は、長い話が苦手なビジョンタイプ。

短く怒鳴りつけて終わるのではなく、長々と話して叱るパターンが何度も!

「どうして、勉強した方がいいかというね、ああだ~、こうだ~」

小学校以降も、これまでにも、1時間くらい何度も話し合ってきました!

それでも、

私の気持は全然伝わらない!

と、その度に思っていました。

性格統計学を学んで、長い話が苦手なタイプの子に、長々と話しているのですから、

ほとんど(すべて?)聞き流されて当然!私の気持が伝わるはずが無いことを知りました。

このようにして、私は、小学生以降も、叱る時には、元から話して叱り続けることがパターン化されていたので、

きっと、そのたびに、息子の自己肯定感を下げ続けていた原因にもなったんでしょうね~。

まとめ

性格統計学を学んで初めて気づいた伝え方の失敗!

その子の性格に合った伝え方がある!

褒めることよりも、叱る事(自己肯定感を下げる言葉や行動)の方が多くなっていた!

ということが、今頃になって教訓として残りました。

伝え方コミュニケーション検定中級には、その場合、性格タイプ別の褒めてやる気を引き出す言葉のヒントもありました。

もしあの時、

【失敗例:褒めていない褒めことば
図形構成力の問題はよくできているけど

そのほかをもっと頑張らなくちゃ!!

と言っていたのを、

【ビジョンタイプにおすすめな例】
図形構成力の問題、すごいじゃん! できてるじゃん!

ほかの問題も出来るようになると、すごいんだけどな~!

と言っていれば、ビジョンタイプの息子の心に響き、やる気になった可能性があったみたいです。

やはり、「幼児のテストの結果は、お母さんの結果ですよ~」

と言っていた塾の先生の話も、当たっていたのかもしれないな~と思うようになりました。

きっと、

親の「やる気を失くす言葉がけ!」を失くし、
親の「やる気を引き出す言葉がけ」が、重要だった!

ということなんでしょうね!

私の頑張る方法(言葉の伝え方)が、間違っていたのでしょう。

そして、やる気を失くす言葉がけ!自己肯定感を下げる!

という結果に陥っていったのでしょう。

もし、あなたも、「やる気スイッチを探すような時」がきたら、

自己肯定感を下げない言葉がけを大事にしてもらいと思います。

特に、教育(テストの点による他者との比較、スポーツによる勝敗)に関連するものは、

「少しでも頑張っていい成績を残してほしい」という親の思いが強くなりがちですが、

そういう時こそ、子ども達の自己肯定感を下げる言動が出やすくなります。

あなたも、もし、心当たりがあり、「今後、どうすればいいか話しを聞いてほしい!」ということがあれば、お気軽にLINEなどから、お問い合わせください。

性格統計学には、性格に合わせたやる気の出る言葉がけの方法があります。

内容によっては、稲場先生をはじめとした「オンライン子育て相談会」などもご紹介できます。

性格タイプを調べる方法や、そのタイプ別の特徴、やってはいけないタブーなどがこちらの性格統計学の本に詳しく書かれています。

あるいは、生まれ持った本質からタイプを知りたいようであれば、「伝え方コミュニケーション検定中級」で家族3人分まで調べてもらうことができます。

人間関係は3つの性格タイプを覚えるだけ!あなたはどのタイプ?

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