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ニキーチン積み木 ユニキューブ 作例パターン と 知能積み木 の 効果・使い方のコツを紹介!

幼児教材の選び方・使い方
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ニキーチン積み木 ユニキューブ は、ロシアの教育学者ニキーチン(1916-1999)が考案した知能積み木です。

積み木でも、遊び方によって、知育が可能な遊び方があることを、7人の子どもを通して実践し、現在の知能積み木の参考にされている点が多い積み木です。

ニキーチンは、モンテッソーリ教育に強く影響を受けたことも著書の中で語っています。

そのため、ニキーチンが推奨する積み木遊びは、自主性と創造性、自分で発見して成し遂げる達成感などを重要視した使い方になっています。

ニキーチンユニキューブとは?

ニキーチンユニキューブの特徴

ニキーチンユニキューブは、1つの立方体の積み木の6面に様々な色を配しているのが特徴です。

まったく同じ配色ではなく、どれも2色~3色が使ってあり、色の組み合わせも異なっているため、全く同じ積み木を探すのもひと苦労です。

このように、1つずつが異なっているため、積み木を1個手に取るたびに、手の中でクルクルと回転させて、6面の配色を確認するのが自然な癖となってきます。

1つの積み木をあらゆる方向から見ることは、物事を多面的に捉えたり、空間把握力をつけるための第一歩となります。

また、角ばった積み木を手の中で転がすことは、脳に刺激を与えるため、脳の活性化を期待できるほか、お手本とじっくり見比べることで、観察力も高めることができます。

このような良い効果を次のようなステップで進めていくと良いとされています。

ニキーチンユニキューブ作例のポイント!

積み木を置く練習(1歳~2歳)

1歳前後から、積み木を触らせてあげて、2~3個縦に積んだり、並べたりするお手本を親が見せてあげます。

お子様もそれを見て、同じようにできる練習を繰り返します。

同じようにできるようになれば、少しずつ積み木を増やし、

最後は、5個 × 5個くらいの正方形を作れるようにします。

ここまでは、色を区別する必要はありません。

【目標の並べ方】

ポイントは、指先を器用に使いながら、基本形となる正方形に、凸凹せずに並べられていること!

モンテッソーリ教育では、指先の感覚で凸凹を確かめながら木を合わせていくようなお仕事もあります!
指先の感覚トレーニングは、巧緻性のトレーニングにもつながるので、意識して出来るように、時々、声掛けをしてみるのもいいですね!

色を見分ける!(1歳~2歳)

先ほども紹介したように、1つの積み木に2色から3色の色が塗られていますので、

5個 × 5個くらいの正方形の上面だけ、同じ色で作れるように練習します。

「これと同じ色だけを集めて作ってごらん!」

と、色を見せながら、「これは、赤よ!」や「これは、青よ!」とか声掛けすると、

色の認識のほか、色の名前も覚えていきます。

色を覚えさせる段階の時は、お絵かきでクレヨンを与えたり、見掛けたものの色も教えてあげると、色を注意深く見るようになり、色への認識力が高まっていきます。

例①

「今日は、青色のトレーナーを着ようか。青色がとても似合うよ!」

例②

「(歩行者)信号は、があるね!赤色の時は、止まらないといけないんだよ!」

など、生活の中でも、沢山の色を教えてあげましょう。

多面(5面)を見る練習!

上記のような上面の色だけだけでなく、側面・4面も同じ色になるように並べていきます。

つまり、4つ角は、3面に同色がそろっているものが必要ですが、真ん中に使ってしまうと、4つ角に使える積み木が足りなくなってしまいます。

しかし、そのことを親は教えていけません。

自分で気付くようにするのが、モンテッソーリ教育でもしている

自ら考え、自分で発見させる!

に繋がっていきます。

年齢が1~2歳で、限られた個数では難しいと感じるようであれば、教えるのではなく、積み木を買い足すか、手作り積み木で量を増やしてあげれば、見つけやすくなります。

また、側面や背後など、見えにくい場所の色を確認する場合、並べた積み木を回転させずに、必ず、自ら覗き込んで確認する習慣を付けましょう。

線対称に積んでみよう!

側面4面も見ながら並べられるようになれば、2色使い、3色使いで並べる練習です。

作図は、「線対称」になるように意識してみましょう。

お子様がまだ5歳以下なら、親が色を変えながら作図例を考えてあげて下さい。

囲む練習(線対称・点対称)

線対称ができるようになれば、囲む練習もやってみましょう。

点対称の作例

線対称や点対称は、後に、算数の図形でも出てくる要素です。

このような様々な図形要素を織り込みながら知能積み木を使用すると、将来的に、図形問題の理解を深めていくことができます。

規則性を見つける並べ方!

算数には、規則性を見つける問題がありますね。

これも、やはり、自分で規則性があることを発見できなければ意味がありません。

ぜひ、色を変え、並べ方を変え、様々な規則性の発見を自らできるように、見守ってあげて下さい。

また、3歳以下で、規則性を25個の中で見付けるのが難しいだろうと感じられる場合は、4個、8個、10個、15個と、少ない積み木で徐々に増やしながら規則的に置く練習をしていくのもいいかと思います。

お子様が難しいと感じているようなら、ステップをさかのぼり、できる課題にもどったり、積み木の数を減らすなど、一人で出来る問題に取り組ませてあげて下さい。

難しい課題を与え続けると、やることを嫌がるようになります。

そして、自らで発見し、達成感を感じられる中で、次のステップに進めていくことが、モンテッソーリ教育でも重要なポイントになっています。

かずの認識

たまには、1・2・3という「かず」を教える方法もやってみるといいと思います。

1つ増えるごとに、積み木の高さが増し、減るごとに、低くなっていく。

「かず」を「量」などの視覚的感覚で認識するのも、モンテッソーリ教育のコツです!

並べたら、親子で「1、2、3、・・・」と、指差ししながら数えれば、「かずの1対1対応」が身に付きます。

また、積み木はたくさんあるほど、高く積めるので、多めに用意をすることもおススメです。

立方体にチャレンジ!(空間把握力)

2階建て、3階建てに作りますが、高さを付ける場合は、

3 × 3 × 3までが丁度良いとされています。

同色だけの立方体や、今までのような規則性、囲む、対称的な作図など、どんどん増やしてチャレンジしてみましょう。

見えないところに、意識して出来るようになるのが最終的な目標とされています。

 

外側部分だけでなく、内側の模様まで考えながら作れるようになると、かなり図形認識力や空間把握力も育ち始めている証拠です。

ここまで幼児に訓練するのは、相当な毎日の訓練が必要です。

小学生以降は早い段階で出来るかもしれませんが、すでに、規則性や対称図形について知っているため、

自分で発見して達成するという点で、あまり達成感や発見の効果は期待できないかもしれませんが、

自分で、このような作図をさらにいっぱい考案できるような使い方をすれば、幼児とは異なる創造力や、観察力、図形力、新たな(図形の)発見(考案)による達成感など育んでいくことができます。

ニキーチンの子ども達も、上は小学生以上なので、後者のような作図例を増やしていく遊び方をよくしていたそうです。

年齢に応じたニキーチン積み木の遊び方、詳しくは、著書「ニキーチンの知育遊び」で、ニキーチン積み木の作り方なども含めて書かれています。

知能積み木を使わせてみたけど、

・子どもが嫌がってやってくれない。
・すぐに遊び始めて落ち着きがない。
・お手本通りにやってくれない。

など、お困りの場合は、LINEでお友達登録後、メニューの質問から、お気軽にご相談ください。

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